AV業界ブログ
企画女優と単体女優の違いってなに?
AVをよく見るという人であっても、なかなかAV業界のことは詳しくないという人がほとんどです。
WISHを訪れる人でも業界内のことは知らないという人が多くなっています。
AV女優も実はいくつかのランクに分かれていて、それぞれでギャラや仕事内容が違うということもあります。
そこでここではAV女優の「企画女優」「企画単体女優」「単体女優」などについて紹介していきたいと思います。
1.単体女優について
まずAV女優には大きく分けると3つのランクがあります。
それぞれでギャラや仕事内容が違っているので、それを理解していくことが重要です。
1-1.単体女優とはどういった女優か
メーカーと専属契約をして作品に単体、つまり主役として出演する女優です。
他の女優と共演することもありますが、基本的には主役を演じることとなります。
月に1~2本程度の撮影で、ギャラは50~100万円前後となります。
その中でもトップクラスの女優はギャラが300万円前後にもなることがあり、テレビ番組などに出演したりすることもあります。
高い知名度を持っており、かなり固定のファンがついているという女優が多く、もしプロダクションやメーカーがいきなり単体女優としてデビューさせようとしている場合は、かなりの逸材であるか、元々アイドルやタレントなどをしていた芸能人で知名度が高い女性であることがほとんどです。
1-2.単体女優の仕事内容とは
AVの作品に出演するのがメインの仕事となりますが、単体女優は月に1~2本の撮影があるのが基本でそれほど多くの撮影は行いません。
撮影以外はファン対応がメインとなります。
撮影会、握手会、交流会などのイベントに参加したり、ファンと一緒に出掛けるツアーが組まれることもあります。
また、最近ではテレビ番組やネット番組に出演することが多くなっているのも特徴です。
大きく出るようになったのは「飯島愛」や「及川奈央」などで、2000年以降にはその数は急激に増加しています。
「おねがい!マスカット」のようなAV女優が複数出演するバラエティ番組などでその知名度も広くなっています。
こういった番組ではMCを「おぎやはぎ」「チュートリアル」「バナナマン」などの人気芸人が務めることが多く、息の合った掛け合いが行われています。
また、「おねがい!マスカット」からは「恵比寿マスカッツ」というユニットが組まれ、歌や踊りで全国を回るというイベントを行っていたこともあります。
こういった活動をするのは単体女優もしくは、後で説明をする「企画単体女優」の中でも特に人気のある一部の女優に限られています。
こういった活動を希望するのであれば、まず単体女優として人気が出ることが基本となります。
1-3.単体女優の収入とは
一般的なギャラは1本50~100万円ほどとされていますが、もちろん多少の前後はあります。
2000年代ごろには1本が500~1000万円ほどの破格のギャラの人気女優もいましたが、現在はかなり落ち着いてきており、そこまでのギャラになることはほとんどありません。
こうしたAV作品の出演の他に撮影会や握手会、交流会、テレビ番組などへの出演などの仕事内容によって収入は変わってくることになります。
2.企画単体女優について
続いて企画単体女優について紹介していきます。
2-1.企画単体女優とはどういった女優か
メーカーと専属の契約はせずに主に単体で作品に出演している女優です。
1本のギャラは30~50万円ほどとなっていますが、作品の出演数に制限がないので、女優によっては数多くの作品に出演することで単体女優よりも稼ぐ場合もあります。
企画女優から人気が出てきて企画単体女優になるということが多く、すでに作品に多く出演してきている女優が多くいます。
企画単体女優の中には単体女優になることも可能なのに、あえて企画単体女優を続けているという女優もいます。
これは仕事の形態が関係しています。
単体女優になるとメーカーと専属契約となり、月に1~2本しか作品には出演できません。
しかし企画単体女優の場合は専属の契約をしていないために、オファーされあれば制限なく出演できるということになります。
そのため、多くの作品に出演するためにわざと企画単体女優をしているという女優もいるのです。
過去には「朝河蘭」が年間に300本以上の作品に出演したと実績があります。
2-2.企画単体女優の仕事内容とは
単体女優ほどの知名度がない場合もありますが、かなりの知名度を誇る女優も多いため、イベントなどに参加することもあります。
テレビ番組などに出演することもあり、人気となっている女優が多いのも特徴です。
2-3.企画単体女優の収入とは
かなり収入にバラツキが出るのが企画単体女優です。
人気や知名度にかなりの差があり、イベントなどへの参加が多くて、AV作品に数多く出ている女優の中には単体女優よりも収入が高いということもあります。
3.企画女優について
最後に企画女優について紹介していきます。
3-1.企画女優とはどういった女優か
1万人ほど居ると言われるAV女優の90%以上がこれに当たります。
複数の女優で一つの作品に出演することが多く、女優名がついていないまま参加している女優もいます。
ギャラは1本3~10万円ほどのものが多く、他に本業を持っていたり、他の仕事と兼業で行っている女優がほとんどです。
AV女優を始めるという場合は、ほとんどがこの企画女優から始めることになります。
ここで多くの作品に出演していくうちにファンがついてきたり、スタッフに気に入られたりすることで単体女優や企画単体女優へとステップアップしていくというのが王道なのです。
しかし中には、あくまでもAV女優は副業として行っているので、「それほど有名になる必要がない」「有名になることで身バレ、顔バレすることが怖い」といった理由でステップアップを目指していない女優が多いということも特徴です。
中にはデビュー作がそのまま引退作になるという女優も数多くいます。
3-2.企画女優の仕事内容とは
企画女優は「素人もの」「ナンパもの」などで一般人の設定で出演したり、複数で1本の作品に出演する、単体女優の作品の脇役として出演するといった仕事を行います。
素人ものやナンパものの作品に出演する際には、女優名が出ないことも多く、あくまでも素人を演じることが多くなっています。
また、複数で1本の作品を作るという要素が強いために、学校ものなどで複数の生徒役で出演したり、オムニバス形式を取られるということもおおくあります。
3-3.企画女優の収入とは
1本のギャラが3~10万円ほどということもあって、これだけで十分な収入を得られているということはあまりありません。
また、企画女優はとにかく多数居るために仕事が取り合いになってしまうという側面もあります。
そのため、企画女優の中には「本業がある」「他にも仕事をしている」といった人が多く居るのが特徴です。
中には「現役AV女優」という肩書きを使って風俗やキャバクラなどで働いている女優もいます。
この肩書きは店にとっては集客効果があるだけでなく、女性にもお客が付きやすい、単価を上げてもらえるというメリットが多いために有名な兼業となっています。
まとめ
AV女優の中には3つのランクがあります。
それぞれでギャラや仕事内容が大きく違っているので、自分がどういった仕事をしていきたいのかを考えて仕事をしていくと良いでしょう。