AV業界ブログ
AV女優になる女性とならない女性の考え方の違いとは
以前ほど「AVの業界は一般の世界とは別物」と考えられることは少なくなってきていますが、それでもAV女優になる女性のことは理解できないという一般女性がいることには違いありません。
では、AV女優になる女性とならない女性の考え方にはどういった違いがあるのでしょうか。
ここではその違いについて紹介していきたいと思います。
1.昔のイメージが強く残っている
「AV業界」は昔と現在ではまったく内容が違ってきています。
2000年以前のころはAV女優と言えば「訳アリ」の女性が多かったというイメージがあります。
- 精神疾患がある
- 一般の社会で働くことができない
- 田舎から出てきて騙されて出演している
- 借金があって返済のために強要されている
- 強引なスカウトにあって
といった事情でAV女優の仕事をしている人がいたのです。
そのためAV業界と言えばアンダーグラウンドのイメージが強く、「普通の女性がする仕事ではない」と思われていたのです。
AVのプロダクションと言えば、暗くて狭い汚い雑居ビルのような場所で、そこにいるのはヤクザのような男性ばかり。
女性がそれほど乗り気でなくても、脅迫のような言葉によって出演を決められ、強制的に出演させられるというようなイメージです。
実際にはそういったところばかりではなかったのですが、詳しく知らない人の多くがこのようなイメージを持っていました。
また、日本人は性に関する概念としては閉鎖的なものとなっており、それほどセックスを商売にするということに理解がなかったということも関係しています。
女性の裸は夫のみに見せるものであるという概念が古くからあり、それを売り物にするという行為に対して軽蔑するという時代があったのです。
そのため、AVや風俗で働く女性を軽視するような傾向があったことも事実だと言えます。
2.なぜAV女優になることを希望する女性が増えているのか
しかし2005年ごろから急激に業界に変化が起こりました。
AV女優が普通のテレビやネットのバラエティ番組に出演するようになってきたことで、一般の人が見る機会が増えてきたのです。
また、それまでにあった強制的に出演させる、約束したギャラを払わない、望んでいた内容のプレイではない、といったことは一気に無くなってきました。
もちろん、そうなるまでには事件、トラブルも多々ありました。
そういった流れの中、業界のクリーン化が進められており、昔のイメージとは大きく変化してきたのです。
プロダクションも都内のオフィス街にあり、スタッフは身なりのしっかりとした社員、綺麗な部屋で紳士的に話が行われるようになっています。
こうして業界内のイメージが変わってきたことから、「AV業界は怖いところではない」と考える女性が増えてきたのです。
そしてメディアの露出といったことも大きく影響しています。
以前にも飯島愛や及川奈央のように一般のテレビ番組に出演する女優はいましたが、近年「おねがい!マスカット」などの番組を通じて結成された「恵比寿マスカッツ」のようにAV女優だけでユニットを組んで歌ったり踊ったりすることでイベントに出演するということが増えてきています。
こうしたユニットはテレビ、ネット、ゲームやパチンコ台などにも進出しており、アイドル化していることの証明となっています。
このようにバラエティ番組に出演したり、メディアに露出していきたいと考える女性がAV女優を目指していくという傾向もあるのです。
3.風俗や援助交際とAVの違いとは
世の中には「風俗で働く」「援助交際を行う」のはできるが、「AVに出演する」ことはできないと考える女性もいます。
どちらも性行為を行うことで収入を得るものですが、この違いはどこからくるのでしょうか。
まずセックスで性病や感染症を移される可能性を考えるとAV業界は男優、女優ともに検査を行うことが義務付けられているために、その面では安心できます。
しかし風俗に来る男性、援助交際を行う男性は一般の人なので、そういった検査は行っていません。
そのため、どちらが危険かと言えば風俗や援助交際の方がはるかに危険だと言えます。
つまりこれはAVには出演しないということの理由にはなりません。
ではどこから違いがくるかと言えば、「バレる」ことに対する考え方の違いからくるものです。
例えば風俗で働いていると、相手をする客だけ、援助交際でも相手だけにバレる可能性が高くなります。
最近ではSNSを利用して「サポート」「パパ活」と名前を変えていますが、基本的には援助交際と変わりはありません。
以前のように女子校生だけでなく、主婦やOLの中にも利用している人が多くいます。
スマホが普及したことによって、こういった援助交際や出会い系アプリなどを利用しやすくなったことが大きく影響していると言えるでしょう。
こうした女性たちはAVでは不特定多数の男性に見られる可能性があるために、バレることを恐れて風俗や援助交際を選んでいるとも言えます。
しかし実際には少し意味合いは違ってきます。
風俗や援助交際の場合は、その相手をする人だけにバレる可能性が高いものですが、知り合いがその相手として来た時にはまず言い逃れをすることはできません。
これは至近距離、個人で対応をするためにどうしようもないのです。
ただ、AVの場合は不特定多数に見られる可能性はあるものの、バレる可能性は実は高くありません。
まず、月に数百本新作が出されるAVの中から自分の知り合いが自分の出演している作品を見る可能性はほぼありません。
単体女優や企画単体女優や単体女優として大きくパッケージに掲載されているのであれば別ですが、企画女優として小さく扱われる作品を見られたとしても「似ているだけ」で押し通すことは可能です。
そのため、実際にバレる可能性が高いのはむしろ風俗や援助交際の方だという考え方もあるのです。
そしてAVの場合はさらにバレにくくすることも可能です。
プロダクションと相談をして、顔出しをしない作品にだけ出演するということも可能です。
これは「素人もの」「ナンパもの」などに多い手法で、出演しているのが素人だから顔にモザイク処理がされているというものです。
もちろん出演しているのはAV女優なのですが、こういった作品であれば顔バレすることなく出演することができます。
また、普通に出演している作品でも、自分でパブリシティを決定することが可能です。
これはどこまでメディア露出を行うかという基準です。
作品ができたら、雑誌やインターネットなどにそれを掲載して宣伝活動を行います。
この掲載によって、宣伝を行い、購入される可能性を高めるというものですが、当然掲載が多いとバレる可能性も高くなります。
そのため、こうしたメディアへの露出を抑えることで、バレにくくするという方法もあるのです。
宣伝をしにくくなるというデメリットはありますが、バレる可能性をさらに低くするということができます。
バレたくないという女性はこういった方法をプロダクションと相談しながら利用していくことをおすすめします。
まとめ
AV女優になる女性とならない女性、AV女優にはならないが風俗で働いたり援助交際は行うという女性、それぞれに考え方に違いがあり、完全に自分の考えと違う人のことを理解するのは難しいのかもしれません。
ただ、どの考え方も「間違えているということはない」のです。
自分と違う考え方に対しても、そういった考え方を尊重していくことが重要だと言えるでしょう。