AV業界ブログ
AVの撮影で中だしは本当にある?
AVにはいくつもの人気ジャンルがあります。
「女子高生」「主婦」といった女性の立場や職業に関するものから、「SM」「ごっくん」「中出し」といったプレイに関するものもあります。
その中で人気ジャンルとなっている「中出し」は本当に行われているのかという疑問が持たれることがあります。
そこでここでは、AV作品における「中出し」について紹介していきたいと思います。
1.AVでの中出しは本当に中出しなのか
基本的なことですが、「中出し」とは男性が生で挿入をして、女性の膣内で射精をするという行為です。
AVなどでは射精した後に男性器を抜いて、膣内から精子が溢れてくるシーンがよくあります。
まずなぜ中出しというプレイが行われているのか、ということについてですが、それは需要があるからということになります。
綺麗でスタイルが良い女優がセックスをしていて最後に中で射精されるというまでの流れを好む視聴者がいるからこそ、中出しは人気ジャンルになっているのです。
しかし中出しはAV女優が設定しているNG項目にも入っているプレイであり、どうしても嫌だという女優が多いのも事実です。
NG項目とはレイプ、スカトロ、ハードSM、ごっくん、レズビアン、複数プレイなどの女優が絶対にやりたくないという項目をあらかじめNGにしておくことで、それらが含まれる撮影には参加しないというものです。
女優が嫌だというプレイをしなくても良いというものですが、あまりNGを多く設定しすぎると参加できる機会を減らすことにもなりますので、プロダクションなどと相談しながら決めていくのが一般的です。
逆に多くの女優がやりたくないというプレイができるという女優は重宝されるために多くの仕事の機会につながるということもあります。
中出しもこのNG項目に含まれているため、中出しが可能な場合はギャラが少し高くなるといった対応がされることが多くなっています。
では、AVの撮影で行われている中出しは本当に膣内で射精されているのでしょうか。
この答えは「すべてではないがほとんどはフェイクである」というのが答えとなります。
AVを見ていると男優が射精(したという設定)の後、男性器を抜くと膣内から精子が溢れてくるという描写がよくあります。
あのシーンを見ていると「中で出したんだな」と思うようになっています。
しかし実際には、あれは本物の射精した精子ではなく、「疑似精子」と呼ばれるものであることが多いのです。
この疑似精子、業界では「疑似精」と呼ばれていますが、卵、練乳、ローションなどを混ぜることで精子のように見せかけた偽物です。
これをあらかじめ女性の膣内に入れておき、ある程度のところで男性器を抜けば中から溢れてくるので膣内で射精したように見えるというようになっているのです。
その割合は「全体の9割」と言われるほど多く、本当に中出ししているのは1割程度しかないということになります。
そう考えれば、中出しというジャンルの作品のほとんどは中出ししていないと言えるでしょう。
2.なぜ本当に中出ししないのか
NG項目に設定している女優が多いことからもわかるようにAVの撮影はするが、中出しは嫌だという女優が多いということが大きく関係しています。
AVの撮影をしていれば女優が妊娠するという可能性はまったくないわけではありません。
ピルなどを常用している女優もいますが、やはり中出しをしていると危険性は高くなってしまいます。
そのため疑似精子などを利用しているのです。
実はAV業界ではこういったフェイクは昔から普通にありました。
まずモザイク処理が今よりも範囲が大きくされていた時期などは挿入自体をしておらず、素股でしているのをセックスしているように見せかけているというものもありました。
しかしセルビデオが増えてきてモザイク処理が薄く小さくなってくると、こういった疑似挿入は難しくなってきており、挿入自体はしっかりと行うという流れになってきています。
ただ、撮影した動画を編集できるという強みがあるのは変わっていません。
自然な流れで生でセックスをしているように見えても、実は編集されているということが普通にあります。
そして生でしているようでも実はコンドームをつけているということがよくあるのです。
こういった場合の多くは、射精は「ぶっかけ」などで行われます。
男性器を抜くところはうまくカメラワークで見えないようにしておいて、男優はすぐにコンドームを外して女優にぶっかけをするのです。
これも一連の流れで見ていると生でしていた男優が、そのままぶっかけをしたように見えます。
中出しというジャンルの作品であっても実際には「コンドーム+疑似精子」ということもあります。
このように中出しどころか、生でもセックスをしていないということがAVの撮影現場ではよくあるのです。
3.AV業界では安全性が重視されている
業界内でクリーン化が進み、コンプライアンス遵守が進んでくるとそれに比例して安全性も重視されるようになってきました。
過度なSMプレイ、拷問プレイなどは禁止となっていますし、挿入時にはコンドームをつけている、本当に中出しをしないといったことはそれらの一環です。
また、撮影に参加する男優や女優は撮影前に性病検査などを受けなければいけません。
特に男優はAV女優が1万人いると言われているのに対して、100人程度もいないという状態です。
当然、人気の男優は複数の作品に出演することになっていきますので、もし男優が性病などにかかっているとすぐに感染が広がってしまう危険性があるのです。
そのため、撮影に参加する男優、女優は撮影ごとに検査を受けて、その検査書類を提出しなければ撮影に参加できないようになっているのです。
一般の人がセックスをする際には、こういった検査を受けてからセックスをするということはまずありませんので、実際には一般の人よりもよほど安全な状態で撮影が行われているということになります。
性病、エイズなどの感染ということに関しては素人、一般人のセックスの方がよほどリスクが高いということになります。
中出しに関してもこの安全性を高めた結果だと言えます。
まずコンドームをつけた男優とセックスを行います。
もうすぐフィニッシュというところで一度カメラを止めます。
そして女優の膣内に疑似精子を仕込んでおきます。
その後、再度挿入をして、ここだというところでカメラに映らないように男性器を抜いてコンドームを外しておきます。
すると膣内から疑似精子が溢れる、垂れてくるということになりますので、中で射精をしたように見えるという流れです。
この撮影であればコンドームをしてセックスをして、しかも男優は射精していないまま終わるということになりますので、安全面では非常に安心できると言えるでしょう。
1割ほどの本当に中出しをする撮影の場合は、もちろん生ですることになります。
中出しをOKとしている女優はピルを飲むのが普通で、特に撮影後はアフターピルを飲むのが一般的です。
色々な中出し作品を見ていれば、本物の精子と疑似精子はやはり少し違うということに気付いてくるかもしれません。
興味があれば見分けてみましょう。
まとめ
紹介してきたようにAVの撮影で行われている中出しは「ほとんどがフェイクだが、中には本物もある」ということになっています。
もしAV女優として仕事をする際に、どうしても中出しは嫌だという場合はNG項目に設定しておきましょう。
そうすればそういった作品に参加することはなくなりますし、それらしい作品に出演する場合には疑似精子を使って中出しのように見せかける撮影が行われるでしょう。