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AV女優とセクシー女優は何が違う?仕事内容を解説
AV女優はかなり以前から「AV女優」と呼ばれてきましたが、近年メディアなどで「セクシー女優」という言葉が出てきました。
一般的にはAV女優と同じ意味で使われることが多いのですが、その違いについては知らないという人も多くいます。
そこでここではAV女優とセクシー女優について紹介していきたいと思います。
1.そもそも明確な定義はない
根本的なことですが、最近できた「セクシー女優」という言葉に明確な定義はありません。
この言葉について述べている色々な意見を見てみても、少しずつ違うという解釈がされている場合があります。
ただ、ほとんどの意見で言われているのが、「基本的にはAV女優のこと」「深夜のテレビ番組から生まれた言葉である」といったことです。
セクシー女優という言葉を考えていくにはそのあたりから調べていくのが正解だと言えるでしょう。
AV女優に関しては説明の必要はないでしょう。
アダルトビデオが全盛の時代に生まれた言葉で、意味もそのまま「AV作品に出演している女優」のことを指しています。
もちろんAV女優にも単体女優として作品にソロで出演している女優、企画単体女優として数多くの作品に出演している女優、まだ知名度が低い企画女優など色々なランクがありますが、基本的には「AV女優」と呼ばれることとなっています。
ただ、「セクシー女優」と呼ばれてテレビやネットのバラエティ番組に出演したり、ゲームやパチンコ台などに出演することができるのは、かなりの知名度と人気があるトップクラスの女優だけとなります。
彼女たちの多くは単体女優もしくは企画単体女優であり、企画女優が「セクシー女優」と呼ばれてテレビに出演するということはほとんどありません。
結果的にセクシー女優と呼ばれるのは単体女優か企画単体女優ということになります。
2.セクシー女優という言葉の発生は
セクシー女優という言葉は一般のテレビ番組、映画、ゲームやパチンコ台などに出演する際にAV女優を言い換えた言葉として使用されています。
これは多くの人が見ている地上波で「AV女優」という言葉を使うことに対して配慮がなされたものとされています。
「AV」という言葉を使いたくないものの、まったく関係ない言葉を使ってしまうと誰なのかがわかりにくくなってしまうということもあって、連想しやすい「セクシー女優」という言葉が使われたのだとされています。
その語源となった番組としては「おねがい!マスカット(マスカットシリーズを含む)」や「ゴッドタン」が中心とされています。
これらの番組は多くのAV女優が出演しており、MCにはバナナマン、おぎやはぎ、チュートリアル、劇団ひとりなどの人気芸人が起用されていました。
特徴としてはバカバカしい企画をまじめにやる、下ネタも含む、歌や踊りなどを含むこともある、MCとの軽快なやり取りがあるといったことがあります。
出演している女優も単体女優や企画単体女優の中でも特に人気の高い女優が多いというのが特徴です。
みひろ、かすみ果穂、穂花、春咲あずみ、西野翔、希志あいの、みづなれい、ami、長澤つぐみ、上原亜衣、大沢佑香(新井エリー)、麻美ゆま、明日花キララ、瑠川リナ、天海つばさ、横山美雪、藤浦めぐ、並木優、成瀬心美、加藤リナ、星美りか、紗倉まな、葵つかさ、小島みなみ、七海なな
といったトップクラスの女優が出演したことで高い注目度を集めたのです。
「おねがい!マスカット」などのマスカットシリーズからは「恵比寿マスカッツ」というグループが誕生しました。
これは複数の女優たちによるグループで、歌って踊ることができたためにさまざまなイベントに参加したり、パチンコ台などに使用されたりしました。
「ゴッドタン」からは色々な企画が人気となっていきました。
その中でも特に人気となったのは、後に劇団ひとりによって映画化までされた「キス我慢選手権」です。
ここでは芸人とセクシー女優が1対1となって対決します。
女優はさまざまな誘惑を芸人にかけることで「キスしたくなる」ように仕向けていきます。
誘惑に負けてキスをすると女優の勝利となるもので、名物企画となりました。
3.セクシー女優の活躍がもたらしたもの
以前はAV業界、AV女優というとあまり良いイメージがなく、アンダーグラウンドな業界だと思われていました。
しかし、2000年代以降になって、バラエティ番組に「セクシー女優」が出演するようになってくると、「明るい」「おもしろい」「かわいい」というイメージがどんどん強くなっていきます。
また、「恵比寿マスカッツ」のように歌って踊るアイドルユニットのような女優たちが活躍するようになってくると、「彼女たちのようになりたい」という女性が一気に増えてきたのです。
このセクシー女優の活躍によって業界のイメージは大きく変わってくることとなり、AV業界に入りたい、AV女優になりたいという女性が増加する原因ともなりました。
中には明日花キララのように「あんな顔になりたい」と一般の女性から強い支持を集める女優も出てきたのです。
そして番組を作る側からしても、AV女優、セクシー女優は非常に使いやすいという利点があります。
ある程度の知名度があり、固定ファンがついている女優も多いために、注目を集めやすいというメリットがあります。
さらにもともとがAV女優ですので、MCをつとめる芸人たちからの下ネタを絡めたトークでもひるむことなく切り返すことができます。
テンポよく切り返すために、番組も盛り上がりやすいのです。
また、体を張った企画にも積極的に挑戦してくれますし、外見やルックスは一般のアイドルにもまったく負けていないレベルですので、見栄えもばっちりです。
AVの作品に出演する際には高額なギャラが発生するトップクラスの女優でも、こういったバラエティ番組に出演する際にはそれほど高いギャラが発生しないということもあります。
このように制作側としてもセクシー女優は「使いやすい」という大きなメリットがあるのです。
4.AV女優とセクシー女優の細かい違いは
これらのように基本的にはAV女優とセクシー女優は同じという考え方が一般的ですが、呼び方の使い分けについては違う場合もあります。
もっとも大きなものは述べてきたような「テレビ番組に出演する際に使い分ける」というものですが、他の分け方もあるのです。
AV女優の仕事はAVの撮影だけではありません。
握手会、サイン会、撮影会、交流ツアーなども仕事の一部です。
ただ、こういった仕事に関しては参加するのが「AVのファン」であることが前提となっていますので、それほど呼び方を使い分ける必要がありません。
ただ、ショッピングモールなど外部でイベントを行う際にはやはり「セクシー女優」と呼び名を変えることが多くなっています。
また、「ライブチャット」「モデル」のような仕事をする際には強く「AV」という言葉を出さないのが一般的となっていることから「セクシー女優」と呼ぶことが多くなります。
このように基本的には同じ女性を指していても、行う仕事によって使い分けるというのがAV女優とセクシー女優の違いとなっているのです。
まとめ
AV女優とセクシー女優は基本的には同じですが、「する仕事」「出演している番組、場所」によって呼び名が使い分けされているというのが一般的です。
これからもバラエティ番組などに出演する女優はどんどん増えていくと考えられています。
テレビやネット番組で「セクシー女優」という言葉を聞く機会が増えていくかもしれません。