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AV業界ブログ

屋外で撮影しているAV 逮捕されたりしないの?←大丈夫です!

AVを見ていると、あきらかに屋外で撮影を行っているものがあります。

屋外でAVを撮影していると逮捕されるという噂がありますが、それは本当なのでしょうか。

ここでは屋外でAV撮影を行うということ、その安全性について紹介していきます。

 

1.公然わいせつとなる法的根拠とは

屋外で露出、もしくは性行為などを行っていると「公然わいせつ罪」として逮捕されるという可能性があります

その法的根拠は、

 

・第一七四条 公然とわいせつな行為をした者は、六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

 

というものです。

この刑法174条によって、「公然」とわいせつな行為をした場合は最高で6ヶ月以下の懲役が科されるようになっているのです。

この「公然性」についてはどういった場合に肯定されるのか、否定されるのかがわかりにくいという部分があります。

そこで実例を挙げて紹介していきます。

 

まず、公然性が否定されて無罪になったものとしては以下のようなものがあります。

(1) あちこちで撮影会等に名をかりてわいせつ行為を行って有料で見せていた者が、旅館の離れ座敷で麻雀仲間、別荘で無尽講(=民間の金融組合)員4名に対し見せた場合(静岡地裁沼津支部昭和42年6月24日判決)

 

(2) 外部と遮断された部屋で知人5~6名に対してわいせつ行為を見せた場合(広島高裁昭和25年7月24日判決)

 

(3) 自宅で同僚3名と取引先2名に対してわいせつ行為を見せた場合(宮崎簡裁昭和39年5月13日判決)など

 

この3つのパターンに共通しているのは、「場所が閉鎖的なところであること」「観覧者同士が個人的に知り合いであり、特定性が高いということ」「実際に観覧した人数が5~6名程度であること」ということです。

 

では、逆に公然性が肯定されたものを紹介していきます。

(4) いわゆる「のぞき」を反復して行うことを計画し、客2ないし5名を誘って旅館の2階に招き、わいせつな行為を見せた場合(大阪高裁昭和30年6月10日判決)

 

(5) 一般客が出入りできないクラブの一室で、特定された客30数名にわいせつ行為を見せた場合(大阪高裁昭和31年2月9日判決)

 

(6) 客を勧誘して、夜間密閉した部屋において数十名の客を相手にわいせつ行為を見せた場合(最高裁昭和31年3月6日決定)

 

(7) 海岸でわいせつ行為を行ったが、時期は11月で人通りがなく、海上約300メートル先を遊覧船が1隻通行したにすぎなかったが、漁師や住民が通行する可能性があったので被告人らが見張りを立てていた場合(東京高裁昭和32年10月1日判決)

 

(8) いわゆる「カップル喫茶」で、数名の客どうしがわいせつな行為を見せ合っていたような場合(東京地裁平成8年3月28日判決)など

 

これらは公然性が肯定されたものですが、その共通点としては「観覧する人数が多いということ」「観覧する人に関係性が薄い、特定性が低いということ」「少数でも反復継続の可能性が高いこと」「一般人が見る可能性が高いということ」があります。

 

 

2.2016年7月の事件について

おそらく屋外でAVの撮影をしていると逮捕されると思っている人は、2016年7月の事件が頭に残っているのでしょう。

これは神奈川県内のキャンプ場でAVの撮影をしたということで、公然わいせつとほう助の容疑でAVメーカーの社長や女優、男優、スタッフなど52人が書類送検されたというものです。

 

ただ、この事件については「不起訴処分」「となっています。

その理由としては、

・キャンプ場を貸し切った上で撮影を行っていた

・一般の人が来ないように見張りを立てていた

・52人という大人数ではあるものの、スタッフなど会社関係者ばかりなので特定性が高い

というものです。

 

公然わいせつとして、「公然性」を要件とする趣旨は、「見たい人だけに見せた場合」であっても、「見たくない人が見る可能性があるような状態」で卑猥な行為が行われていれば、社会全体の性風俗が乱される可能性があるという点にあります。ただし、その「見たくない人」が特定の少数である場合には、社会全体の性風俗が乱されたとはいえないというように考えられています。

 

つまり、この場合は貸し切った閉鎖的な空間で、身分がわかる人たちによって行われているために問題とならないということなのです。

これが、一般の人が多く通る道路などの屋外であれば、当然公然わいせつとして判断されることとなります。

 

AVの撮影で行われている屋外は、このように配慮がなされた上で撮影が行われています。

また、色々なAVを見ていると、マンションの外階段など屋外ではあるものの、よく見かける場所というものがあります。

これはその建物がレンタルスタジオなどである場合が多く、一般の人が目にする可能性が低いと判断される場所で撮影がなされているのです。

 

3.マジックミラー号とは

屋外ものの定番として長い歴史を持つシリーズに「マジックミラー号」があります

これはソフト・オン・デマンド(SOD)の人気シリーズであり、実際に屋外で撮影が行われている企画モノです。

 

このマジックミラー号とは、特別な車両のことを意味しています。

車体のサイド部分が全面ガラス張りのようになっていて、車内からは外が丸見えになっています。

その車内でAVの撮影を行うため、まさに屋外で人に見られて撮影をしているような映像となるのです。

ただ、このガラス部分はマジックミラーという名前の通り、外側からは中を見ることができません。

そのため、「公然性」がないのです。

 

ただし、昼間はその機能が作動するのですが、夜になると車内の方が明るくなることで、中が見えるようになります。

そのため、外が暗い場合はガラス部分にカーテンを引いて撮影が行われることとなります。

こうした合法性が高い移動スタジオなどを使って屋外で撮影が行われる場合もあるのです。

 

 

4.無名メーカーのゲリラ的な屋外撮影は違法となる可能性が高い

大手メーカーがしっかりと段取りをした上で屋外でAVの撮影を行う場合は問題になることはほとんどありませんが、無名のメーカーがしっかりとした段取りをせずにゲリラ的に屋外でAVの撮影をする場合は違法となる可能性が非常に高くなります。

 

こうした屋外撮影については、ネット上の口コミで、「近所の公園でAV撮影をしていた」というものを見つけることができます。

普通に歩いていて、そういった撮影に出くわすということは、しっかりとした段取りなどを行わずに撮影している可能性が高いものです。

 

では、逮捕されるかもしれない危険があるのに、なぜこのような撮影を強行しているのでしょうか。

一つにはこうした公然わいせつ罪は現行犯逮捕が基本となっているからです。

公然わいせつ罪は現行犯でなくても立件することはできるのですが、その場合は、いつ、どこで、誰が、どのように公然的に撮影をしていたのかを立証する必要が出てきます。

そのため、警察が来る前に撮影が終わって撤収してしまえば、逮捕される可能性が低いということになるのです。

ゲリラ的に撮影をしているメーカーはこうしたことを考えて撮影をしているのでしょう。

ただ、この場合は逮捕されると、もちろん罪となります。

こうした無名メーカーが段取りなしにゲリラ的に行っているAV撮影には参加しないようにしましょう

 

 

まとめ

公然性が高い屋外でAV撮影をしていれば、公然わいせつとなる可能性がありますが、貸し切った場所、限られたスタッフなどしっかりと段取りを行っていれば問題とならないというのが屋外撮影です。

また、マジックミラー号のような特殊な車両での撮影もあります。

もし屋外撮影をするという場合は、そうした段取りがされているかを確認した上で参加するようにしましょう。