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AV業界ブログ

AV女優も税金の知識は必要!脱税などの事例をチェック!

数年前にAV業界に衝撃をもたらした「AV女優による巨額脱税」は多くの人を驚かせました。

これは極端な例ではありますが、AV女優の仕事をしている人は関係ないという話ではありません。

そこでここではAV女優の税金の知識、過去の脱税の事例などについて紹介していきたいと思います。

 

1.AV女優はサラリーマンやOLとは違う

意外と知らないという人が多いのですが、AV女優はプロダクションの社員ではありません

採用面接を受けて合格し、契約書を交わしているので社員になったような感覚があるかもしれませんが、交わしている契約書はあくまでも「マネジメント契約」であり、「雇用契約」ではないのです。

そのため、プロダクションに仕事を紹介してもらう、プロダクションからギャラをもらうということはあっても立場としては「個人事業主」ということになるのです。

 

サラリーマンやOLであれば、毎月の給料から所得税などが天引きされて、残りの手取り部分を振り込みしてくるというのが一般的です。

自分の手元に手取りが入るときにはすでに所得税などが支払われているので、自分で特に計算をして税金を支払うということがありません。

後は会社に年末調整の書類を出せば、経理事務などが処理してくれるようになっています。

 

しかし個人事業主であるAV女優は自分でそういった税金を計算して支払わなければならないのです。

「自分が貰ったギャラは黙っておけばわからない」ということはありません。

自分が所属しているプロダクションは年度末に会計業務を行って、会社として税金を支払っています。

その際に、誰にどれだけ支払ったかも報告しているのです。

そのため、自分が黙っておけばわからないということはないのです。

 

個人事業主の場合は「確定申告」を行うこととなります

確定申告をしなければ「脱税」ということになり、行政処分の対象となります。

後で支払う場合には追徴課税という形で多く支払う必要があるため、しっかりと確定申告を行う必要があります。

 

2.個人事業主としての節税

個人事業主の場合は色々と税金対策をしていくこととなります。

これをしていくことで、支払う税金を少なくすることができるかもしれません。

やり方についてわからない部分がある場合にはプロダクションに相談してみると良いでしょう。

 

例えば、プロダクションや撮影の現場までにかかった交通費は「経費」として計上することができます。

他にも仕事に着ていく服なども仕事着として経費にできますので、こういったレシートや領収書などは捨てずにすべて保管しておきましょう。

仕事用に使った携帯電話の通信費も経費にできる場合があります。

こうしてかかった費用を経費として計上していくことで支払う税金を抑えることができるのです。

 

3.確定申告について

確定申告とは昨年の1月1日の〜12月31日までの総所得を、2月16日~3月15日の間に申告することを指しています。

 

例えばAV女優の仕事のみを行っている場合は基本的に確定申告が必要となります。

ただし、所得が「38万円以下」の場合は基礎控除として全額控除されるので確定申告をする必要はありません。

 

他にOLとして本業があって、副業としてAV女優をしている場合は本業の会社で年末調整を行うので確定申告をする必要はないのですが、AVでの収入が20万円を超える場合には、その分の確定申告をする必要があります。

特に住民税に関しては本業の所得とAVで稼いだ所得を合わせた分の支払いが求められます。

もし確定申告をしていなければ、合算した額の通知が本業の会社にやってきますので、副業がバレてしまう可能性があります。

 

また、主婦などをしていて夫の扶養に入っている場合は、収入が「103万円」を超えた場合は確定申告の必要があります。

超えていない場合は確定申告を行う必要はありません。

 

実際に確定申告を行う手順は、

・所得を計算する

これは「収入ー経費」で計算することができます。

 

・課税所得を計算する

こちらは「所得ー各種控除」で計算することができます。

ここでいう各種控除とは以下のようなものです。

基礎控除:38万円(国民全員が適用される)

配偶者控除:基本38万円(配偶者がいる場合)※年収103万円以下の条件

扶養控除:基本38万円(扶養されている場合)※年収103万円以下が条件

 

・所得税を計算する

所得税は「課税所得×税率−税額控除」で計算することができます。

税額控除額は、

課税所得額 税率 税額控除額
195万円以下 5% 0円
95万円超~330万円以下 10% 9万7500円
330万円超~695万円以下 20% 42万7500円
695万円超~900万円以下 23% 63万6000円
900万円超~1800万円以下 33% 153万6000円
1800万円超 40% 279万6000円

 

ここで計算された所得税に復興特別税(所得税額×2.1%)を合わせた金額が納税する額ということになります。

 

確定申告には「白色申告」と「青色申告」があります。

白色申告は簡易的なものですが、青色申告は具体的に記載する必要があるため賃借対照表を作成する必要があります。

基本的には白色申告を行えば良いのですが、1円でも支払う税金を少なくしたい時などは青色申告を行うこともあります。

そして「確定申告書B」を作成して添付書類をまとめて提出します。

 

添付書類は以下のようなものです。

源泉徴収票または支払調書

本人確認書類のコピー

生命保険料控除に関する書類(※生命保険の加入者のみ)

地震保険料控除(※地震保険の加入者のみ)

社会保険料控除に関する書類(※社保加入者のみ)

共済掛金控除に関する書類(※共済掛金加入者のみ)

 

こうした書類を作成していくのには、お金の出入りがわかるものが必要になってきます。

そのため、レシートや領収書、給与明細などはすべて捨てずに取っておく必要があるのです。

 

4.AV女優の脱税事例

AV女優の脱税としてもっとも大きいものは2014年に判明した「里美ゆりあ」の事件とされています。

2007~2013年間の7年間のうちに「約2億4500万円」の収入を得ていましたが、一度も確定申告を行っていませんでした。

何度も確定申告の催促があったようですが、一度も行わなかったのです。

そのため2014年には重加算税を含めて「約1億1550万円」が追徴課税されています。

AVの仕事による所得は4500万円ほどで、残りの約2億円は接待などで得た収入としています。

 

投資家や社長などとの飲み会に積極的に参加し、得た収入を貯め続けた彼女は実際に「3億円」貯めたとされています。

しかしついに捜査官が自宅、プロダクション、実家を訪れて調査を受けることとなったのです。

彼女は所属しているプロダクションで源泉徴収を受けていたので、自分で確定申告をする必要がないと思っていたようですが、個人事業主である彼女は当然確定申告を受ける必要がありました。

 

こうして多額の追徴課税を支払う必要が発生した彼女ですが、支払いの延滞などが起こったため、実際には「1億7000万円」の追徴課税を支払う必要があったとされています。

このように税金は支払うべき時期に支払っておかなければ、追徴課税という形でさらに高額な金額を支払う必要が出てきます。

 

 

まとめ

AV女優は「個人事業主」という立場ですので、会社員のように自動的に税金を計算して支払った上で手取りの分だけを振り込んでくれるということはありません

毎年確定申告を行う必要がある場合は、忘れずに行うようにしましょう。

また、その際にはレシートや領収書が必要になりますので、普段からそういったものは捨てずに持っておきましょう。

確定申告のやり方などがわからない場合は、税務署で質問するか、所属しているプロダクションに聞いてみましょう。